ラ・グラシオーサ島へは、ランサローテ島の北端オルソラでフェリーに乗れば、30分でカレタ・デ・セボに着きます。ランサローテ島から最も手軽な日帰り旅行で、景色がいちばん変わる旅でもあります。道は砂で、アスファルトは1mもありません。
早めに出かけ、ふだん自転車に乗らないなら電動自転車を借り、最終便の時刻をメモしておきましょう。この日にトラブルになりやすいのは帰りです。
ラ・グラシオーサ島とは?「8番目の島」と呼ばれる理由
ラ・グラシオーサ島は面積29km²、人口700人あまりで、集落は2つ。フェリーが着くカレタ・デ・セボと、店のない20軒ほどの別荘が並ぶカサス・デ・ペドロ・バルバ(Casas de Pedro Barba)です。最高地点のアグハス・グランデス(Agujas Grandes)は266m。ランサローテ島とはエル・リオ(El Río)海峡で隔てられています。
2018年、スペイン上院はこの島をカナリア諸島の8番目の有人島と宣言しました。ただし行政上の位置づけは変わらず、独自の島議会はなく、今もテギセ(Teguise)市に属しています。
よく混同される2つの保護区があります。
- チニホ群島自然公園(Parque Natural del Archipiélago Chinijo):1986年から保護されている、海と陸を合わせた46,263ha。北の小島群とファマラ(Famara)の断崖を含みます。
- ラ・グラシオーサ島およびランサローテ島北部小島群海洋保護区(Reserva Marina de la Isla Graciosa e islotes del norte de Lanzarote):1995年に設けられた国の海洋保護区で、スペイン農業・漁業・食料省の資料によると70,439ha。立ち入りも漁も禁じられた完全保護区域は、ロケ・デル・エステ(Roque del Este)の周囲1海里の円です。カナリア諸島にある3つの国の海洋保護区のひとつです。
ラ・グラシオーサ島へのフェリー:料金、船会社、時刻表
オルソラからカレタ・デ・セボへは、2社が同じ料金で運航しています。在住者以外の大人は片道16ユーロ、往復29ユーロ。子どもは片道8ユーロ、往復16ユーロ(Romero)または15ユーロ(Biosfera)。カナリア諸島在住者は4ユーロと7.25ユーロです(旅行者は対象外)。所要時間は25〜30分です。
| 船会社 | オルソラ発の始発 | 帰りの最終便 |
|---|---|---|
| Líneas Romero | 08:30 | 冬は17:00、3月下旬〜6月は18:00、7月〜10月下旬は19:00 |
| Biosfera Express | 08:00 | 18:30(季節によるかは記載なし) |
2社合わせると、オルソラ発は08:00〜13:30に30〜60分おきに便があり、その後は16:00まで1本もありません。帰りは12:30〜15:00が空白です。出かける前に、その日の時刻をLíneas RomeroかBiosfera Expressで確認してください。
1枚のチケットは1社だけ
往復チケットは、販売した会社の船でしか使えません。Romeroの最終便に乗り遅れたら、Biosferaの船には乗れません。
- Romero:オープンチケット(1便逃しても次の便に乗れます)。乗船は出航10分前まで。24時間を切ってからの取り消しは全額負担。自転車、サーフボード、ペットは無料です。
- Biosfera:日時の変更は無料、24時間前までキャンセルできます。
- どちらも身分証明書かパスポートが必要です。海が荒れて運休になった場合は、チケット代が返金されるだけです。
GetYourGuideと船会社、どちらが安い?
| 予約先 | チケット | 評価 | 料金 | 予約先 |
|---|---|---|---|---|
| GetYourGuide | ランサローテ島:グラシオサ島行きフェリー(Wi-Fi、無料駐車場) | 4.7 (1,145) | €29 | GetYourGuideで見る |
| Tiqets | ラ・グラシオサ:ランサローテ島からのフェリー | 4.7 (7) | €29 | Tiqetsで見る |
| 公式サイト | Líneas Romero, Órzola – La Graciosa return | — | €29 | 公式サイト ↗ |
大人1名の料金(2026年10月2日時点)。日付によって変わる場合があります。最終料金は各サイトでご確認ください。
料金はどこでも同じ往復29ユーロ。予約サイトの利点は、ほかの予約とまとめて管理できることだけです。1930年から運航している島の船会社については、Líneas Romeroのレビューをどうぞ。
ランサローテ島からオルソラへの行き方
車で。 時間を自由に使えるのはこの方法だけです。車はオルソラに置いていきます。ラ・グラシオーサ島には観光客の車は入れません。Romeroの駐車場は往復チケットの人専用です。
バスで。 Intercity Bus Lanzaroteの9番がアレシフェ(Arrecife)からオルソラまで約54分、タイチェ(Tahíche)、グアティサ(Guatiza)、マラ(Mala)、アリエタ(Arrieta)、プンタ・ムヘーレス(Punta Mujeres)を経由し、1日5便。同じ路線で、セサル・マンリケ巡りのサボテン公園(Jardín de Cactus)やハメオス・デル・アグア(Jameos del Agua)にも行けます。丸1日過ごすなら、07:20か10:15の便で行き、16:40か最終の18:10の便で戻りましょう。コスタ・テギセ(Costa Teguise)は通りません。時刻表はarrecifebus.comで。
空港から。 Líneas Romeroは、T2から12:10と16:40に乗り合い送迎を出しています(13:30と18:00の船に接続)。帰りは12:30と17:00の船に接続。往復チケットが必要で、前日18:00までの予約制です。
バス+フェリー。 Romeroの「La Graciosa a tu aire」は、11:00の船に乗るバスとフェリーのセットで40ユーロ(子ども29ユーロ)。GetYourGuideにも、バスの送迎付きフェリーが40ユーロからあります。
- 1Arrecife港ルート案内 ↗
- 2Aeropuerto César Manrique-Lanzarote (ACE)空港ルート案内 ↗
- 3Órzola港ルート案内 ↗
- 4Caleta de Sebo (La Graciosa)港ルート案内 ↗
- 5Montaña Amarilla自然エリアルート案内 ↗
- 6Playa de las Conchasビーチルート案内 ↗
ラ・グラシオーサ島の回り方:自転車、4WDタクシー、徒歩
自転車。 カレタ・デ・セボでは、マウンテンバイクが1日10ユーロ、電動自転車が25ユーロで借りられます。道はやわらかい砂で、風もやみません。北部を回る約20kmのコースでは、ふだん自転車に乗らない人に、店自身が電動自転車を勧めています。ビーチまではたいてい45分ほどです。
4WDタクシー。 カレタ・デ・セボの港で待っていて、料金はどれも同じです。島の北部一周は2人で60ユーロ、1人増えるごとに30ユーロ追加。ビーチへの送迎は、2人なら1人10ユーロから。台数が少ないので、イースター休暇(セマナ・サンタ)と夏は事前に予約しましょう。
徒歩。 ペドロ・バルバとモンターニャ・アマリージャ(Montaña Amarilla)は、どちらもカレタ・デ・セボから約6km。ルートアプリ(AllTrails、Wikiloc)では、カレタ・デ・セボ〜プラヤ・デ・ラス・コンチャス(Playa de las Conchas)が片道約1時間、エル・サラド(El Salado)、ラ・フランセサ(la Francesa)、ラ・コシナ(La Cocina)、モンターニャ・アマリージャを回る南部の周回ルートが14km・3.5〜4時間です。カレタ・デ・セボの外には店がないので、水を持って行きましょう。ほかのルートはカナリア諸島のトレッキングで。
ラ・グラシオーサ島を1日で:見どころ
- プラヤ・フランセサ:南部にあり、自転車とタクシーで行けるのはここまでです。
- プラヤ・デ・ラ・コシナ:徒歩でのみ行けます。フランセサからさらに10〜15分。
- モンターニャ・アマリージャ:島の南部、港から約6km。
- プラヤ・デ・ラス・コンチャス:北西部の、絵はがきのような景色。波と潮の流れが強く遊泳には適さない、眺めるためのビーチです。
ラ・グラシオーサ島を1日で
08:00〜09:00の船に乗りましょう(Biosferaによると、10:30の便が最も混みます)。電動自転車を借り、午前は北部でラス・コンチャスを眺め、昼は集落で食事、午後はフランセサで泳ぐ。帰りは、自分の船会社の最終便の30分前には港に戻っておきましょう。
日帰り客のいない集落を見るなら、泊まるしかありません。カーニバル、イースター休暇、夏、そしてカルメンの祭り(Fiestas del Carmen、7月16日前後)は早めに予約を。前日と当日の朝は、Biosferaが公開しているカレタ・デ・セボのライブカメラを確認しましょう。
自転車より海が好きなら、昼食付きのカタマランで1日を過ごすツアーがいくつもあります。Líneas Romeroにも「I Love La Graciosa」があり、オルソラ11:00発、約6時間です。
おすすめ
1
フェリーだけ、あとは自由に
船会社と同じ料金。自転車、ビーチ、時間の自由がほしい人に。
2
昼食とアクティビティ付きの船
昼食とマリンアクティビティ付きの6時間。口コミが最も多く、家族連れにいちばん楽なツアーです。
3
島を巡るセーリングの1日
陸より海で過ごす時間が長いツアー。海から入り江を見たい人に。
4
ジープで島じゅうを
4WDで2時間半、ビーチでの時間付き。子どもや年配の方と一緒に。
GetYourGuideですべてのプランを見る →2026年10月2日時点の料金
ルール:キャンプ、釣り、入島税
- キャンプ:指定区域のプラヤ・デル・サラド(Playa del Salado)でのみ可能で、無料。国立公園自治機関(Organismo Autónomo Parques Nacionales)の予約システムで事前に許可を取る必要があります。最大10人の区画が50、滞在は最長7日で、シャワーとトイレあり。火、ガスボンベ、コンロは禁止で、それ以外の場所でのキャンプは罰金の対象です。
- レジャー釣り:区域と、完全保護区域からの距離によって制限されています。
- 入島税:現在、ラ・グラシオーサ島への入島税や1日の人数制限はありません。ランサローテ島とラ・グラシオーサ島にエコ税を導入する政治的な提案はあります。出発前に、船会社のサイトとTurismo Lanzaroteのラ・グラシオーサ島のページを確認してください。
ほかのプランはランサローテ島ガイドで。島を組み合わせるなら島間のフェリーと飛行機、海の中ならカナリア諸島のダイビングへ。
よくある質問
ラ・グラシオーサ島へのフェリーはいくら?
在住者以外の大人は片道16ユーロ、往復29ユーロで、Líneas RomeroでもBiosfera Expressでも同じです。子どもは片道8ユーロ、カナリア諸島在住者は4ユーロと7.25ユーロです。
ラ・グラシオーサ島から帰りの最終フェリーは何時?
Líneas Romeroは7月〜10月下旬が19:00、3月下旬〜6月が18:00、それ以外の時期は17:00です。Biosfera Expressは18:30と公表していますが、冬は確認してください。
車なしでランサローテ島からラ・グラシオーサ島へ行くには?
アレシフェからオルソラまで9番のバスで54分。行きは07:20か10:15、帰りは16:40か18:10です。空港からは、Líneas Romeroの送迎で行けます。
ラ・グラシオーサ島を1日でどう回る?
カレタ・デ・セボ、眺めるためのプラヤ・デ・ラス・コンチャス、モンターニャ・アマリージャ、そしてプラヤ・フランセサかラ・コシナでひと泳ぎ。10:00前の船に乗れば、電動自転車か4WDタクシーで十分回れます。
ラ・グラシオーサ島を訪れるのに税金はかかる?
現時点では、入島税も1日の人数制限もありません。行く前に船会社のサイトで確認してください。許可が必要なのはプラヤ・デル・サラドでのキャンプだけで、許可は無料です。







