タホガイテ火山の見学には2つの段階があります。火口丘と火山灰の原に足を踏み入れられるのは、島議会(Cabildo)が整備した道をガイドと歩くときだけです。それ以外(展望台、溶岩の上の道路、港から見る溶岩デルタ)は無料で、予約もいりません。
私たちのおすすめは、地元の業者のガイド付きルートを歩き、同じ日にエル・パソ(El Paso)の展望台とカニョス・デ・フエゴ(Caños de Fuego)を回ること。歩かないなら、タサコルテ(Tazacorte)から出る船で、海まで達した溶岩を見られます。
タホガイテ火山は見学できる? 現在認められていること
「新しいタホガイテ火山を巡る」トレイルの公式情報は、はっきりしています。許可が必要で、予約は「認可業者を通じてのみ」。ルートは火口丘から安全な距離で終わり、火口の縁までは登りません。
名前も公式のものです。「クンブレ・ビエハ(Cumbre Vieja)」は火山の尾根と自然公園の名前で、2021年の火山は、拘束力のない住民投票で59.3%の票を得たあと、島議会の本会議の決定によりタホガイテ火山(Volcán de Tajogaite)と名付けられました。
タホガイテ火山のガイドツアー:ルート、所要時間、料金
ルートの様子
出発はエル・パソの山上にあるジャノ・デル・ハブレ(Llano del Jable)で、一部はカベサ・デ・バカ(Cabeza de Vaca)の道をたどって火口丘の近くまで行きます。公式情報(visitlapalma.es)では、周回で約6km、「2時間少々」、難易度は低め。業者ごとのバリエーションは約5〜7.4kmです。ガイドはスペイン地質鉱山研究所(IGME-CSIC)の研究者から研修を受けていて、グループは少人数。業者とはエル・パソかラス・マンチャス(Las Manchas)で待ち合わせ、出発地点まで連れて行ってもらえます。足元は火山砂なので、登山靴、水、日焼け対策を忘れずに。
料金:業者に直接か、予約サイトか
各業者の現在の料金です。
| 業者(公式サイト) | 料金 | 詳細 |
|---|---|---|
| Astronorte | 32ユーロ | 2時間50分 |
| Senderismo La Palma(AstroLaPalma経由) | 大人32ユーロ、子ども16ユーロ | 2.5時間、7.38km。カニョス・デ・フエゴから送迎付きで出発 |
| Isla Bonita Tours | 自分の車で30ユーロ、送迎付き45ユーロ | — |
| La Palma Outdoor | 38ユーロ、カナリア諸島住民33ユーロ、子ども20ユーロ | — |
| La Palma Transfer & Tours | 35ユーロ、バス付き48ユーロ | — |
GetYourGuideでは、所要時間と送迎の有無により32〜55ユーロです。8時間のツアーでも、火口丘のそばを歩くのは2〜3時間であることに変わりはありません。車があるなら、地元の業者に直接予約するほうが同じか安くなることが多いです。
スペイン語のみの回も多くあります(AstronorteとSenderismo La Palmaはそう明記しています)。ほかの言語が必要なら、支払いの前に確認してください。認可業者の公開リストはないので、予約先に公式トレイルを催行しているかを尋ねましょう。
おすすめ
1
地元ガイドと公式ルートを
認定ガイドが案内し、評価の特に高いツアーのひとつです。
2
5kmの短縮版
子ども連れや脚に自信のない人に。同じ景色を、短い距離で。
3
いちばん予約の多いツアー
口コミは2,000件以上、全体で4時間です。
4
クエバ・デ・ラス・パロマスの中へ
ヘルメットとライトで入る1949年の溶岩洞窟。同じ日に組み合わせるのにぴったりです。
5
海から見る火山
タサコルテからクンブレ・ビエハの海岸を行く船。溶岩デルタの近くを通るかは商品ページで確認を。
自由に見学:自分で行けるタホガイテの展望台
島議会は、噴火を見るのに安全な場所として次の地点を挙げています。
- ファティマの聖母のモニュメント(Monumento a la Virgen de Fátima)(ラス・マンチャス):2021年の溶岩流と、1949年のサン・フアン(San Juan)噴火の溶岩流が見えます。
- タフヤ教会(Iglesia de Tajuya)(エル・パソ):噴火中は報道陣の展望台になった場所で、車がなくても最も行きやすい地点です(300番のバス、停留所「Iglesia Tajuya」と「Cruce Tajuya」)。
- ロス・カンピトスの道(Camino de Los Campitos)(ロス・ジャノス・デ・アリダネ(Los Llanos de Aridane)):ベナオアリタ博物館(Museo Benahoarita)から上がります。
- プエルト・デ・タサコルテ(Puerto de Tazacorte):海を埋め立てるように広がった溶岩デルタを見るのに最適な場所。火口丘は遠くなります。
- エル・ティメ展望台(Mirador de El Time):島の公式ガイドが加えている地点です。
タサコルテ〜プエルト・ナオス(Puerto Naos)間の海岸道路は、溶岩の上を2.4kmにわたって横切ります。2021年の溶岩流の上を車で走れる唯一の区間です。
- 1Volcán Tajogaite山頂ルート案内 ↗
- 2Llano del Jable見どころルート案内 ↗
- 3Mirador de Tajuya見どころルート案内 ↗
- 4Caños de Fuego見どころルート案内 ↗
- 5El Paso町ルート案内 ↗
- 6Los Llanos de Aridane町ルート案内 ↗
- 7Puerto de Tazacorte港ルート案内 ↗
- 8Puerto Naosビーチルート案内 ↗
- 9Mirador de El Time見どころルート案内 ↗
カニョス・デ・フエゴとクエバ・デ・ラス・パロマス:1949年の溶岩
カニョス・デ・フエゴとクエバ・デ・ラス・パロマス(Cueva de Las Palomas)は、タホガイテのものではありません。ラス・マンチャスにある1949年のサン・フアン噴火でできた溶岩洞窟で、新しい火山から数分の場所にありますが、多くのサイトで混同されています。
島議会の解説センターには展示と映像があり、溶岩洞窟「クエバ・デ・ビドリオ(Cueva de Vidrio)」を約15分のガイド付きで見学できます。毎日10:00〜18:00の営業で、料金は8ユーロ(割引4ユーロ、12歳未満無料)。溶岩の上の遊歩道と、クエバ・デ・ラス・パロマスの入口にあるガラスの展望台だけなら4ユーロです(約30分、最終入場17:45)。支払いはカードのみ。詳しくはlapalmacentrosturisticos.comで。
クエバ・デ・ラス・パロマスの中に入るのは別の話です。認可業者と事前予約が必要で、ガイドのほかに最大14人。ツアーは1時間半で、洞窟の中にいるのは約20分、ライト付きヘルメット込みです。対象は5〜75歳で、つま先の覆われた靴が必要。閉所が苦手な人や、体の動きに不安がある人には向きません。
エル・パソで過ごす充実の1日
ルートの業者のうち2社は、カニョス・デ・フエゴの駐車場で待ち合わせます。トレッキングを終えたら遊歩道へ。4ユーロで、2つの噴火の溶岩を同じ日に踏めます。
船やバギーで火山ツアー
- 船で:プエルト・デ・タサコルテから、新しい溶岩デルタに沿って進む船が出ています(Fancy IIの「Tajogaite desde el mar」と、ファハナ・ヌエバ(Fajana Nueva)を通るOceanExplorerのFlipper)。各船の紹介はラ・パルマ島のホエールウォッチングで。
- バギーで:約5時間の火山ルートはエル・ジャニート(El Llanito)を出発し、タホガイテに近いクンブレ・ビエハの林道を走って、サン・アントニオ(San Antonio)とテネギア(Teneguía)まで行きます。料金は1台単位(運営会社のサイトで2人乗り179ユーロから)。火口丘や溶岩流の中には入りません。
数字で見るタホガイテの噴火
- 開始:2021年9月19日、エル・パソのラス・マンチャス、カベサ・デ・バカ。
- 終息:活動は12月13日に止まり、12月25日に終息が宣言されました。85日と8時間で、ラ・パルマ島で記録上最も長い噴火です(1585年のタフヤの噴火は84日)。
- 溶岩:1,219haを覆い、溶岩流の長さは6km以上。
- 新しい土地:2つの溶岩デルタで、約48haが海に向かって広がりました。今も出回っている「27ha」という数字は、最初の数週間のものです。
- 被害:約7,000人が避難し、Copernicusによると2,988棟の建物が失われ、損失は8億4,200万ユーロにのぼりました。
島の公式ガイドはスペインで最も若い火山と呼んでいますが、カナリア諸島の最近の噴火はこれだけではありません。エル・イエロ島(El Hierro)では、タゴロ(Tagoro)の噴火(2011〜2012年)が海底で起きました。テイデ(Teide)とティマンファヤについてはカナリア諸島の火山で。
プエルト・ナオス、ラ・ボンビージャと被災地区への配慮
溶岩の下には、家や農地が埋まっています。島議会は「敬意をもって、ふさわしい場所で」の見学を求めています。道路、展望台、ガイド付きのトレイルから出ないこと。石を持ち帰ったり積み上げたりしないこと。放棄されたように見えても、私有地には入らないことです。
海岸のガスの現状
プエルト・ナオスとラ・ボンビージャ(La Bombilla)は、火山性のCO₂のため、今も住宅ごとに再開が進められています。島議会はガスを測定したうえで一軒ずつ帰還を許可し、センサー網がリアルタイムで監視しています。ホテルと一部の店が営業を再開し、プラヤ・チカ(Playa Chica)では海水浴が再び認められました。状況は月ごとに変わります。標識に従い、換気されていない地下室やガレージには入らず、宿が帰還の許可を得ているかを確かめ、ラ・パルマ島議会(Cabildo de La Palma)のお知らせを確認してください。
エル・パソからは、タブリエンテ・カルデラ(Caldera de Taburiente)と南部の火山も近くです(ラ・パルマ島ガイドで紹介しています)。ほかのルートはカナリア諸島のハイキングで。このルートの出発地点ジャノ・デル・ハブレは天体観測の展望台でもあるので、夜の過ごし方はロケ・デ・ロス・ムチャチョスのガイドを見てください。
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タホガイテ火山は個人で見学できますか?
火口丘はできません。公式トレイルは認可業者の同行が条件です。個人なら、ラス・マンチャス、タフヤ、プエルト・デ・タサコルテの展望台から溶岩を眺め、海岸道路を車で走って溶岩を横切れます。
タホガイテ火山のガイドツアーの料金は?
地元の業者に直接申し込むと、送迎の有無により大人1人約30〜48ユーロ。GetYourGuideでは32ユーロからです。
タホガイテのルートの所要時間は?
公式の周回ルートは約6kmで、歩くのは2時間少々です。待ち合わせ場所からの移動を含めると、2.5〜4時間を見ておきましょう。
タホガイテ火山のガイドツアーは何語で行われますか?
スペイン語の回があり、スペイン語のみの回も多くあります。ほかの言語を希望するなら、支払いの前に業者に確認してください。
クエバ・デ・ラス・パロマスは2021年の火山のもの?
いいえ。クエバ・デ・ラス・パロマスとカニョス・デ・フエゴは、1949年のサン・フアン噴火でできた溶岩洞窟です。








